小谷 まなぶの中国ビジネス日記~2007年6月掲載記事:エクスプロア・ブログ
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一般社団法人 ジャシボが運営する『ジャシボ学園』 ビジネス・精神世界の人材育成をおこなうための学園です。本拠地は、神奈川県厚木市 本厚木からスタート。中国ビジネス・語学スクール・精神世界スクール・海外の大学と提携して、海外留学サポート等




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【イベント、講演依頼】



小谷まなぶ先生による手相鑑定および、ビジネス、占いなどの分野で講演いたします。企業イベントなどで講師として、手相鑑定の先生として、ご要望がございましたら、出張にて、対応いたします。



講演料 イベント等での鑑定料として、4時間以内で、出演料10万円にて対応いたします。交通費及び宿泊費は別途請求いたします。ご希望がございましたら、御連絡ください。



■占い経営コンサルタント 小谷 学



通常のコンサルティング手法とは違い、手相を中心として、個人の運気、易学など各種占いの方法を用いて、業務にどう対応するかアドバイスいたします。複雑化するビジネス世界で、きっと、占いの世界は役に立つでしょう。お手伝い致します。



【自己紹介】

・神奈川県在住 現在

・氏名 小谷 まなぶ

・出身 和歌山県

・上海暦 17年目 

【出身校】 

・高校 近畿大学附属和歌山高校

・大学 国立 東京商船大学(東京海洋大学)

・留学 上海師範大学 【職暦】

・東証一部 IT企業 トランスコスモス株式会社

・東証一部 日系塗料メーカー 上海勤務

・上海外高橋保税区 日系物流倉庫会社 総経理

・30歳の時独立 SFE貿易を起業 【運営法人】 中国法人 上海泉能貿易有限公司 香港法人 香港泉能貿易有限公司 日本法人 一般社団法人 ジャシボ ■ セミナー実績『講師実績』

・鳥取県青年会議所 「中国貿易セミナー」

・名古屋地区青年会議所 「中国ビジネスセミナー」

・名古屋異業種交流会「旬の会」「中国貿易セミナー」

・西日本シティ銀行 義烏視察ビジネスセミナー

・新建新聞社主催、中国建材セミナー

・宮崎県ジェトロ主催「中国ビジネスセミナー」

・上海・東京・福岡にて、自社で主催の「中国ビジネスセミナー」を多数開催 セミナー受講人数 3000名以上

・その他、上海企業研修時に講師を行なう。 【教育関連】

・北京大学 EMBAコース講師(中国)

・中京大学 非常勤講師 (日本)

・上海立信会計学院 特別講座講師(中国上海) 【中国関連 人民政府顧問等】

・江蘇省大豊市 日本企業誘致顧問

・江蘇省海安県 企業誘致高級顧問

・上海市 旗忠経済城 誘致顧問 【役職】

・上海和歌山県人会 幹事 【連載記事】

・中国の日本語雑誌「SUPERCITY」のWEB版にて『小谷学の手相鑑定』のコーナーを毎月連載 【趣味】

・ドライブ・旅行(パワースポット巡り)

・お寺参り・占い・ スピリチュアルな世界の探求・商売 【好きなもの】

・自動車・パソコン・アキバ系のもの、多少オタク! ■香港法人 香港泉能貿易有限公司

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2007年06月30日 これは、経験から言える話です。ピンチの時どうするか・・
 上海で長く居ると、日本では経験できないよな経験ができる。今の仕事をするまでに、こちらで経験した仕事は、ちょっと日本人がやらない仕事をしてきた。上海で就職したときは、中国の造船所でペンキを売る仕事、この仕事は危険極まりない。何が危険か、先ずは、現場が危険、大型船の修理をする際に、塗装を塗りなおすのだが、そのときの現場を監督する仕事と、それと、検査する仕事、それと、外人の船主さんと交渉して塗料を売る仕事。

 現場は、むちゃくちゃ危険でした。大型船は、大体高が、上から下まで20M~30Mくらいの高さがあります。長さは、長いもので200m以上もあります、超強大な船の修繕を中国の造船所でおこなうのですが、この塗装の監督の仕事って、強大な船のペンキを塗りなおすのですから、まあ、危険です。また、塗りが悪いところや、塗料がはがれていないか、タンクの中に入って調査したりする仕事しました。
 毒マスクをつけて、タンクにもぐります。

 超3Kの仕事やったのが、中国での初めの就職でした。

 もっと大変なのが、現場を動かすこと。
大体造船所で働く作業員は、出稼ぎ労働者です。
しかも、気質も荒い人間がほとんど、私も当時は、ドラム缶を蹴っ飛ばして、どなりあって、仕事していました。

しかも、造船所の作業って実は、ワンミスで簡単に死ねます。だから、必死なんですよね。高所の仕事、タンク塗装なんか、毒がタンクにたまっていますから、毒マスクつけて、入ります。

 当時思いました。「俺、中国に来て、なんでこんな仕事してるんだ・・」でも、言える事は、だれもやりたがらない危険で、危ない、しかも、何千人いる作業員の中で、僕、一人が日本人、それ以外の作業員は、みんな中国の地方からの出稼ぎ労働者といいう環境で、毎日どなりあって、作業をすすめましたので、かなり、あの仕事で、人間を鍛えられました。

 正直、造船所の仕事って、小さい声で話したら、だれも動いてもらえません。

 そうです。現場の仕事をするには、「でかい声」が大切だということを学びました。


その次の仕事が、前のブログにも書きましたが、外高橋の物流倉庫の仕事、これも、コンテナで日本から来た荷物を、倉庫で仕分けして、中国全土の工場に配送する仕事です。
 僕は、管理職でしたが、作業員は、みんな地方からの出稼ぎ労働者。ここでも鍛えられました。
 実は、現場の仕事を経験したことがある人、(中国)は、大体経験していると思いますが、必ずといっていいほど、現場で働いている出稼ぎ労働者が、出身地や、有るリーダー的存在の人を中心になって、二手、三手、になって分かれて、ごちゃごちゃもめ始めます。
 中国の場合は、これは、感じたことですが、特にお国、出身地による団結が強いように思います。同郷以外の人となにか、障壁があるのか、うまく行きにくい環境があるようです。
 私も現場で管理者を経験したときには、まあ、ごちゃごちゃすること、というか、喧嘩がおこったり、ボイコットがおこったりしたことがありました。


  そんなときは、気合をいれて、仲裁する以外ありません。また、もめる原因のリーダーを解雇するときは、相当気合がいります。
で、そのときやった技は、そうです。「お金を使う。」
 強制的解雇をするのですから、中国の法律で必要な給料を準備しておくことが重要です。
私の経験から言えば、結局は、お金なんです。お金の支払いを渋ったら、大事件になります。そんなことしたら、「まずは、携帯電話をかけまくって、同じ田舎出身の悪そうな友達、また、親戚などを集めてきます。そこから、大騒ぎします・・・」となったら、最悪です。

 私が、管理職をやっているときに、行ったことは、方法は、会社の会計に話をして、先に、現金で、法的に必要な給料を現金で準備します。それで、現金を握り締めて、仲間の中国人をあつめて、一緒に会議室に入ります。≪ここで重要なことは、普段から、仲間の中国人の友達を作っておくことです。友達を作る方法として、一緒に飯を食べに行って、何回もご馳走しておくこと。いざとなったら、協力してくれます。≫
 
 話はそれましたが、会議室に入って、先に何も言わないで、現金を見えるように置いて、解雇を通知します。それで、中国の法律したがって、貴方(解雇する社員)権利を守っていることを述べます。それで、解雇の種類にサインをしてもらって、すぐに、退社してもらいます。
 でも、このような場合で重要なことは、会社の中に、何人自分の見方がいるかです。これが、なかったら、日本人一人、ローカルスタッフ何十人の世界では、いくら強くても負けます。


 お金を使うことです。金払いをケチると、被害が10倍増します。普段から、いざと言う為に、仲間の社員に、食事をおごっておくことが、ピンチを切り抜く為のポイントになると思います。
 
 日本人は、割り勘の精神が、強いですが、中国では、基本的に、割り勘は、あまりしません。誰かが、順番におごります。また、一番ちからの強いひとがおごります。
 で、むちゃくちゃ、おごる必要性がないとしても、総経理や、管理職の立場にある日本人幹部がケチであると、万一のときに泣くことになるとおもいます。
 
 この国で、うまくわたるポイントは、ケチでないこと。。これが重要です。
 中国の人は、自分の上司がケチかどうかをよく見ています。


2007年06月30日 今、一番言いたいことは・・「みんな商売、勉強しようよ」
 ここで、社会問題について、書くことが良くない事かもしれないが、今の一部の日本の政治家の先生の行動を見て、遺憾に思うことがある。
 今、ニュースで中国との過去の歴史について、アメリカで新聞広告を出したことが、話題になっているが・・・・・この問題がどうかについて論じる事はしませんが・・・

 中国≪上海≫で商売している人(私)から言えば、日中友好のために働いてくれることは、大歓迎ですが、逆の効果が生じる可能性のあることは、して欲しくないと言うのが、心情です。
 貿易額で言っても、昨年度の新聞で見た数字ですが、1年間の日中間の取引額が今まで、日本にとっての対外貿易のNO1がアメリカだったのが入れかわって、中国がNO1になった。確か、取引額が1800億アメリカドル 約20兆円だということが書いていた(正確な数字はわすれましたが・・)

 これ、20兆円って、すごい数字ですよ。日中間の経済効果って、今、日本の経済に大きく影響する数字です。
 私の会社も小額ながらも年間数億円の日中間取引を行っているのですから、日中間の取引に影響でることがあれば、困ります。
 

 結局、商売は、気持ちです。
 だれでも、経験があるとおもいますが、「嫌いな人間に、物(商品)安く売る気しません。」よね。
 また、「嫌なやつから、物(商品)買う気しない。」ですよね。

 これだけなんです。理由は、

 嫌になったり、嫌いになったりすることで、商売するのが難しくなるのです。
 国というのは、一つの会社だというイメージを持ってほしいです。
 好かれる国(会社)になれば、商売うまくいきます。
 海外で貿易業をしている人間は、実は、その国という看板が実は大きく影響します。

僕がやっている会社は、中国人の会社から見たら、この様に言われています。。「あそこ、日本人がやっている会社だから・・・・」

 そうなんです。「貿易会社の名前より・・どこの国の人がやっている会社だから・・・」ということを言われます。
 自分でも言うのですが、「あの会社、台湾人の会社、・・・とか、あそこ、アメリカ人やってるから・・」など 実は、会社の経営者の国籍で、企業イメージを決め付けられます。


 今、上海は、世界の企業がたくさん進出しています。日本の企業も、6000社以上進出しているそうです。また、上海に住んでいる日本人も8万人以上言われています。

 だから、海外で生活している人は、自分の看板は、国籍になります。

 日本人だと、「あそこは、日本人の会社だから・・・」という言い方をみんなしています。

 と、言うことを考えれば、日本の政治的に行っていることの評価が、企業の運営に関係なく「日本の会社だから・・・・日本人の会社だから・・・」ということで、評価されます。この街で商売していく上で影響していることになります。

 
 私だけの意見ではないと思うのですが、「海外に出ている日本人も、豊かに生きて行きたい。商売も、円滑に行いたい。」と思っています。

 政治的な考えもあるかもしれませんが、そのような主義主張の前に、国民を豊かにすること。すなわち、平和で、その国の国民が、商売がうまくいき、豊かになれる環境を作るお手伝いをするのが、政治家の先生の仕事だと思いますが・・・。


 結局、商売がうまくいかないと、お金が入っていきません。お金がないことが、社会不安を生みます。
 海外(中国)に出ている商売人は、民間人として、どうやったら、中国とうまく商売できるか、うまく付き合って、ビジネスを円滑にすることができるかを毎日考えて、行動しています。しかし、マイナスイメージになる報道が流れれば、海外で頑張っている民間人の日々の努力は、一瞬にして、帳消しになります。
 日本の国際政治も、日本国民が、国際ビジネスで勝てる戦略を考えていただければ幸いです。だから、企業もどうやったら、企業イメージをよくするかを必死に考えて行動しています。商売人は、多少感情的に不満があって、我慢して、結果がよくなるように努力しています。自己の主義だけで我慢しないで、思うことを行っていたら、会社すぐに倒産します。会社を維持して、発展させる為に、どうしているか、どんな行動をしているか。その心理が重要だと思います。


2007年06月30日 事務所引越し完了しました。 起業3年半の実績
 昨日、事務所を移転しました。今度の移転場所は、前の事務所のすぐ近くです。

住所 打浦路90弄 2号 601室 になります。
電話番号は 同じです。

 引越しして、いろいろ整理している時に、はじめた頃のことを思い出しました。
2004年2月に外高橋の保税区の会社を辞めて、自分で独立して始めた頃。初めは、一人で貿易サポート業として、始めました。当時あった、
☆開業当初の自分。

①荷物は、カルフールで買ってきたFAX 1台
 秋葉原の買った中古のパソコン1台でした。(秋葉原が個人的に好きなだけ)
②社員 1名(本人のみ)
③取引実績 0社

■業務内容 貿易業をしようと思っていたが何をするか当時は不明。試行錯誤していた。
■ホームページなし、インターネットは、Emailのみ利用
 
 

で、引越しは、今回で3回目ですが、現時点で、どうなったか。

3年半が経って 2007年6月30日現在

 
①荷物、 5トントラックで2台分の荷物(いろんな荷物に多さにおどろいた。要らないものを今回相当すてた。パソコン、机、事務用用品、いろいろ)
②社員 15名(本人含む) 2007年6月30日現在
③取引実績 50社以上(日本の会社がほどんど)
④弊社を訪問してきた企業数 600社以上 (セミナー参加企業含む)

■広告は、このサイト 上海エクスブロア のTOPに2年8ヶ月連続掲載(2004年11月から)
営業戦略は、インターネットのHP利用、インターネット動画説明、実際にセミナー開催
ホームページアクセス数約20万ビュー(トップ表示件数)
ホームページのリポート率 40%~50%
現時点で、運営サイトは、7つあるのですが、そのアクセス数としては、毎日100人以上のアクセスがあります。(ログ調査)
インターネットビデオの再生回数 約2万回(いろいろビデオ出していますが、トータルで)
■業務内容 貿易代理店、上海企業登記代理業(上海市工商局正式認可)、その他 中国事業サポート業 便利屋
■他社雑誌での執筆、他社インターネットビジネス情報での執筆をちょっとやっています。

※ インターネットを使った営業戦略の結果は、上記の数字です。


 たまたま、僕自身が、IT会社でも働いていたこともあり、ITについて詳しかったので、いろんなことが自由にできたので、ITオンリーでこのような結果が出せたと思います。今でも、ホームページ作成、ログ解析、SEO対策、ストリーミング動画作成、などは、すべて自分一人で行っています。
 インターネットをうまく利用することで、どこまで出来るかを自分で試してみたかったということもありました。 
 まだ、自分の思うところに達したというレベルではないですが、自分の力でできるレベルで、インターネットコンテンツ、中国ビジネス情報、ビジネスサービスを提供してきたと思います。実際には、時間があれば、コンテンツを作成して、まだまだ伝えて行きたいと思っています。
 
  私の考えですが、以前IT会社(東証一部のIT企業で働いていました。)で働いていたときに、いろんな企業の社長に向かって、ITの重要性を話していた時期がありました。しかし、内心分かっていました。「商売人が自分でIT触れないと、普通ITでの宣伝では、成功するのは難しい。」それは、理由があります。商売とは、エネルギーの伝播です。ここが需要なんです。
 商売人が、自分で自分の思いを皆さんにぶつけることができなかったら、これは、ただの情報だけで、みなさんの心に訴えることができないのです。
 それで、今まで何社かの社長に頼まれて、ホームーページの作成をしたことがありますが、毎回僕が、委託を受けた社長に話していることは、「社長、自分が、お客さんに話していた営業トークを必死にビデオの前で話してください。

これを、インターネットに掲載しますから、自分の商売に対する思いをぶつけることができる一番の方法は、ビデオですよ。」と、話して、社長が自ら出演するストリーミングのビデオ付きホームページの作成のお手伝いをしました。自分も、思いをぶつけるには、文章を書くよりも、やはり、ビデオの前で話す。これが一番エネルギーを伝えることができます。
 大体、50代、60代の経営者は、言います。「俺たちは、ITがわからないから、嫌いだ。なんか、分からないもに、IT会社から高い制作費請求されても、何が効果あるのかわからない。」
 そうなんです。それが今の経営者の心理だと思います。ITは重要なのは、なんとなくわかるが、ITをどう使うわからない。
 私がやってきたことは、デザインは、プロでないのでうまくないが、でも、言えることは、ネットの技術を使ってどこまで、「熱意」をつたえることができるか・・・と言う点です。
 私は、自分自身が一つのモデルになって、インターネットを利用して、どこまで自分の熱意をぶつけることができるかを一人でチャレンジしてきました。
 これが、実際の結果がであって、これからも継続していく思いでやっていますで、これからもいろんな成績が生まれて行くと思います。「商売は、他人任せでは絶対あかん!!、自分でやってなんぼのもんや!それは、ITでも同じこと、人に100%任せたら、結果でるはずない。経営者の熱意がどこにあるかわからん!」 そこやで、ポイントは!!


2007年06月28日 日本人として中国で働く事。それは、人として何ができるか?
 中国で仕事していて、感じることは、日本的常識が、中国でどれだけ通用するかと言う話をすれば、実は、日本的常識を押し付けても、なかなか思うような仕事ができないのが現状ではないでしょうか?

 しかし、仕事をする上で、日本の礼儀というのは、非常に重要なことだと思います。
 これは、以前、物流倉庫の会社で仕事していたときに、私が、この会社に就職したときは、社内がかなり、ごちゃごちゃで、まあ、仕事するというレベルというか、もうはっきり言って、会社組織は、ばらばら、また、社員の気持ちもバラバラ・・しかも、お客さんからのクレームも、たくさんあり、入った瞬間に思ったことは、「いやー、最悪な場所に配属になったぞ・・・」

 しかし、今から考えれば、そこでの経験は、最高にいい経験でした。これは、上海の保税区で働いていたときの話なんですが・・
 
 で、会社の組織が、バラバラでどうしようかと思ったときに、初め行ったことが、
「挨拶と掃除」 社員に毎日挨拶をする。掃除は自分が進んで行う。
 大体の日系の会社は、日本人社員が管理職として赴任します。
 しかし、赴任してきたばかりのときは、現地のスタッフは、新しい赴任してきた人の様子を相当うががっています。
 

 「どんなやつがきたんだろう・・今度の日本人の管理者は、・・どうかな??」など、やはり、日本人も人を見ますが、中国人の人は、相当人を見て判断しているように思います。

 56の民族と、13億人以上の民がいる大国ですから、それだけ、人の生き方が複雑なんだと思います。だから、人間に対する洞察力は、日本人以上のものがあると思います。生きる為のセンサーが発展していると言えばいいのでしょうか。
  
 ですから、私が思ったことは、初めが肝心。今のバラバラした環境を打破するには、どうしたらいいか・・・
 
 どうしたらいいか分からなかったが、日本の基本的な常識

「大きな声で挨拶する。掃除をする。」これにかけてみようと思いました。

初めは、こちらから挨拶をしても、「無視されていました」が、諦めないで、毎日していました。それと、掃除、一生懸命、僕が率先して掃除してみました。
 そうすると、途中からスタッフの気持ちが変わってきたのが見えました。掃除、挨拶を頑張ってすることで、一つの人間の輪が出来てきた感じがしました。
 これは、日本人の基本的心として、その重要性を教えられてきましたが、これは、人の心に通じると思いました。

 大きな声で挨拶する。掃除、 超基本的なことかもしれませんが、人間のコミュニケーションとは、簡単なことを継続することで、輪が生まれるのだと思います。

 実際に経験として実感できました。

 それと、これは、聞いた話ですが、これも参考になるかと思いますが、上海の浦東にある日系の大手事務用製品の製造メーカー(日本人ならだれで知っていると思いますが・・)そのメーカーの日本人駐在員の責任者からいい話を聞きました。
 
 今から、10年くらい前の話だと思いますが、まだ、私がこちらの大学に留学しているときに聞いた話です。
  
 浦東の開発区に、大きな工場を作ったときに、その工場のラインを動かすときに、1000人近く雇った現地スタッフをどうやったら、動かすことができるのか相当悩んだそうです。確かに、大きな工場は、建設すれば、建てることができますが、建物が建って、機材を入れたからといって、工場生産が出来ることはありません。特に、大手企業ですから、作ったラインの規模もものすごいものがありますから、流れ作業で、部門部門の仕事を如何に効率化できるかが非常に課題になります。また、組織がでかいので、効率が悪いと生産コストに非常に影響でてきます。当時の苦労話を聞いたときに、すごいなぁと思った事がありました。

 数人の日本人で、1000人以上のローカルの何も分からない社員を雇用して、流れ作業で、商品をつくる難しさ。その駐在員の人が言ってました。工場つくって、社員を雇用したのですが、初めの数ヶ月が、全くラインが動かず、どうしようかと途方にくれたそうです。そこで、彼が思ったことは、「そうだ、社員の家を訪問しよう。」と直感でおもったそうです。
 それで、彼が時間があれば、社員の家を訪れて、いろいろ世間話をしに行ったそうです。
結果、段々、彼の言うことを聞く人が増えて、協力的なリーダーも現れて、今では、社員がみんなで、如何に流れ作業の効率を上げるかアイデアを出すようになったそうです。
 やはり、心だともいます。
 話をする。接する。同じ土俵で同じ事をする。
 人とは、触れ合うことで、同じチームで何かをするという精神があれば、この気持ちは、国境を越えます。
 今、日本で多く販売されているMADE IN CHINA 家電商品も、実は、中国で戦う日本企業の駐在員がいたから、実現できたことだと思います。
  


2007年06月28日 中国ビジネス・・私が思うに「商売は、頭の喧嘩である。」
 貿易の実務屋として仕事をしていたら、いろんな出来事に遭遇します。特にうちの会社は、お客さんの9割以上が日本の会社で、中国側の取引先が、ほとんどが、中国のローカル企業です。
 
 私が実は、行っていることは、日本人と、中国人の間にとって、取引の仲介、交渉代行をしているということです。その仕組みに貿易会社として通関の手配、お金の処理、物流手配、日本の通関の手配のサポートなど、貿易に関する一連の流れを総合的にお手伝いしています。

 中国の工場との取引をしていると、いろいろ問題に遭遇します。
 例えば、初めの見積をしてきて、それで、OKだということで、製造開始をして、途中から値上げをしてくること。 工場側の言い分として、初め安く見積もりをしすぎたから、値段が合わなくなって、途中までやってから、値上げ交渉をすることが、あります。
 
 これは、日本人的な感覚だったら、ありえない話ですが、(見積完了後、お互い同意してから製造開始してからの値上げ交渉。) 特にはじめてのものを製造するときなどは、かなりこのような問題があります。
 
 この原因として、工場側が仕事をとりたいので、初め見積の際に、安く見積をしてお客に有る程度、支払いをさせて、やめることが出来ないと思った時点で、値上げ交渉するパターン。

 ここで、困るのが貿易の仲介をしているうちの会社です。日本側には、見積を出していて値段を決めて、決算をしてもらってから、突然、製造メーカーからの製作途中での値上げをすると言って来る事・・・
 
 中国と取引をよく取引をしている人でしたら、絶対一度は、経験をしたことがあるとおもいますが・・・・
 
 こういう場合が、ホント頭が痛いです。
 
 ここが、日本の常識、中国の感覚の違いで、「日本では、もし見積が会わないと思っても、契約書で請けた仕事は、その金額でやりきる。」というのが常識だと思われていますが・・・
「中国の工場の場合は、やってみて、途中で値段が会わないことが判明すれば、会う値段での値上げ交渉する。もしくは、いろんな理由を考えて、出来ないことを言い出し、お客と値段交渉を行う。」

 中国企業と、日本企業の間に立って、ビジネスの橋渡しをする際に、この部分が一番難しいです。
 
 そんな問題が起こったときの判断力と、決断力が一番大切になります。
 それと、どんなことを言われても、戦う精神。

 中国に来て、一番感じたことは、「ビジネスとは、頭の喧嘩である。」ということが、ものすごく思えることが多々ありました。
 
 中国でビジネスを勝つにはどうしたら良いか!! それは、喧嘩が強いことです。

※ 暴力の喧嘩は、だめです。罰せられます。頭の喧嘩、口での討論(でかい声で話す)は、規制されていません。

 うちの会社の社員は、普段おとなしそうな人も、いざ交渉が始まれば、電話の受話器が壊れるのではないかという声で、弊社が受注を出している工場と交渉をしてます。

 やはり、この土地で生きること、それは、エネルギーがあること、頭の喧嘩が強いこと。これが勝ち組になるための条件だと思います。

 私の仕事は、ローカルの工場、製造をサポートする仕事です。しかも、ローカルの中小企業が多いです。大体そこで働いている人は、地方から出てきた出稼ぎの人、また、成り上がりで、工場の社長なった人がおおいので、気質が荒い人が多いのも事実です。
 
 また、貿易業というのは、物流業ですので、運送業に従事する人も、日本でもそうですが、気質的に荒い人が多いです。

 それで、結論から言えば、強くなくては、生きていけません。
 
 正直、私の行っている貿易代理業、特に、中国の中小企業と、日本の企業とつなぐ仕事、日本の企業に代わって交渉する。手続きする仕事をするいは、私が思うに・・

 絶対必要なことは、「即決できる決断力、どんなことにも負けないという度胸、それと、頭の喧嘩が強いこと」

 頭の喧嘩です。  私が、今思うのですが、なぜ、ここで仕事がするのは、好きなのか、それは、頭の喧嘩が好きだからだと思います。
 これは、決して悪意をもった喧嘩ではなく、人と人とのぶつかり合い、それで、一つのことを成し遂げる面白さがここには、あります。
 
 私は自慢にならないのですが、以前、会社勤めしている時に、自己の意見が強いので、日本の会社の組織のなかでは、衝突が多かったですが・・基本的に、ここは、衝突して、なんぼのもん。と言うフィールドですから、面白くてたまりません。
 
 ほんと、サラリーマンをしていた頃は、問題社員として上司に思われていました。
自分で思うのですが、僕は、日本の会社組織の中では、失格者だったかも知れません。しかし、ここでは、必死に何でも頑張れるフィールドがあることは、私にとって、すばらしいことだと思っています。


2007年06月28日 中国貿易のマニアな話。商検の書類をゲットしろ。
 中国から商材調達する際に、海外から送金すれば、外汇核销单をゲットできるとうは、何度か行いましたが、それ以外に、自由に貿易をする際に、商品によっては、必要な書類があります。「商検」の書類。

 「商検」の書類とは、以外に貿易会社を悩ませる書類です。これは、通関コードのHSコードによって、有無が決まっていますが、結構、家庭用品、建材類、家具類などでも商検の書類がいることが多いです。アパレル用品、革製品など。
 
 商検とは、何であるかを簡単に説明しますと。。簡単にいって、人体に延慶を与える可能性、安全性などの問題が問われる商品に対して、商品の安全基準をクリアーしていることを照明する書類であると認識しています。
 
 各地方自治体に商検局という役所があり、その役所に製造メーカーは、申請して商検の書類の認定をとります。
 
 実は、この書類がなければ、通関することができません。
 
 商検がいるかどうかは、中国海関局(税関)の発行する本「日本語的に言えば通関手冊」と言えばいいのでしょうか、電話帳みたいな分厚い本がありますが、その中にどうするかは、記されています。

 中国から購入した商品を、海外に輸出する際に、やはり、重要なことは、すべての書類を如何にそろえるかと言うことです。
 
 新しい案件を始める前に、その商品をどうやって海外に輸出したらいいかは、これは、プロの業者に相談する必要があります。
 
 意外とメーカー側も、海外と取り引きをやった事ない企業は、商検とう書類の存在さえも知らないこともよくあります。

 実は、貿易を円滑に進める為には、事前の相談、事前の打ち合わせも重要になってきます。
 
 商検の書類をどやれば、取得できるか、作ることができるかは、弊社では、いろいろノウハウがありますがで、もし、この点で困ったことがあれば、ご相談ください。

 この部分が完璧にクリアーでいれば、完璧に自由に中国貿易ができることになります。


2007年06月27日 中国貿易のマニアな話。領収書のチェック??支払い方法
 お金の処理をすることで、いろいろ問題になることがあります。貿易の処理をする上で、中国の独特のルールがあります。
 
 これは、「お金の入金をするには、先に領収書を送ってきてください。」という案内を工場にします。
 
 日本の感覚で言えば、領収書は、紙に書いて出せばいいのですが、≪金額が多い場合は、収入印紙を貼りますが・・・≫ 中国の領収書の感覚は、ちょっと日本とは違います。
 領収書を作った時点で、納税の義務が発生する。最近は、領収書の発行マシーンが、税務局とつながっており、領収書を作った時点で、税金を払う仕組みになっています。
 
 結構、納税に関しては、中国は厳しい管理をしています。
 ですから、領収書は、金券のような感覚があります。
 領収書すなわち、税金という金券の紙というイメージでしょうか・・・

 ですから、貿易会社が工場に人民元でお金を支払う際には、先に領収書を送ってきて、領収書番号をチェックしてから、お金を工場側に振り込むということを行っています。
 
 

 ここで、ポイントになるのが・・・領収書に記載されている番号なのですが、これは、税務局で管理されています。
 なぜ、これをチェックするかは、実は偽者の領収書も存在します。
 
 先に、お金を振り込んであとから、偽者の領収書が届いたら最悪です。ですから、中国の会計士の仕事は、領収書が本物かどうかをチェックするのも、仕事です。
 これって、日本で言えば、あまり考えられない作業ですが、中国では常識です。
 
 お金の流れ、納税のチェックなど、、、ほんと、貿易実務をするにやることが多いです。

 こんな感覚は、日本ではないので、面白いと言えば、面白いのですが、まあ、毎日格闘の日々です。

 領収書のチェックが終わった時点で、現金もしくは、銀行送金でお金を送ります。それで、基本的なお金の支払いは、完了です。


2007年06月27日 中国貿易のマニアな話 「外汇核销单の処理」 お金の流れ
 中国貿易で、特に中国からの輸出を行い際に、絶対に必要になってくる書類 「外汇核销单」では、この書類がどんな書類なのかを、少し詳しく説明していきます。
 私も専門的に中国貿易を学校で勉強したことがないのですが、実体験で分かっている話について書きます。

 中国から海外に商品を輸出する際に、商品代金を海外から送らなければならないと決まっています。
 外汇核销单とは、簡単に言えば、「海外から中国にお金送りましたと言う証明書」だと思えば、簡単に理解できると思います。
 
 ですから、この書類を出すには、外国からお金、中国に送ってこなければなりません。
しかし、この書類は、実際の入金確認していなくても、先に出すことは可能です。しかし、外汇核销单を発行すれば、必ず海外からお金を送金してこなければなりません。
 業界では、外汇核销单の消しこみ・・といっています。発行額のお金を送った時点で、消しこみ完了ということになります。

 通常、海外から貿易会社(外貿公司)の口座にお金を送金するのですが、その送金したお金をどうするか説明します。

 貿易会社(外貿公司)は、海外から送金してきたお金を外貨から人民元に両替する作業を粉います。外貨管理局の管轄でおこなうのですが、中国は、外貨の管理は、非常に厳しく管理しています。
 外貨を専門のルートで両替して、人民元にします。人民元に両替したものを、中国の一般の企業に商品代金として支払います。

■ お金の流れとして・・・

 (外国の銀行)⇒海外送金⇒(中国の外貿公司の口座)⇒外貨から人民元両替⇒ 人民元を工場、メーカーに支払う。

 流れ的には、このようになっています。
 
 これが、貿易実務上のお金の処理ということになるのですが、
 これが、結構時間がかかります。

 通常2週間程度かかります。
 海外送金 3日~1週間
 外貿公司での両替作業 仕事日10日以内
 

 このような流れで決まっています。

 と言うことを考えれば、例えば、日本側で、銀行で海外送金してから、中国のサプライヤー(工場)が実際にお金が受け取れるまで、2~3週間時間がかかることになります。
 
 ☆ここがポイントになります。
 
 この中国貿易のお金の処理の流れがわならないとクレームの原因になります。
 
 よくあるのが、お客様から入金したけど、工場に連絡したら、入金が確認できない。一体いつになたったら、入金できるですか??という質問というか、怒りの電話がかかってくることがあります。

 知らないと言うこと、国のルールが違うということで、トラブルになるのです。

 特に、中国のメーカーも、貿易の経験のない企業は、外貨処理が時間がかかるということを知りません。いくら説明しても理解してもらえないことがあります。

 工場によっては、「うちの会社の口座に現金が入らない限りは、仕事しない!!」と言い張る中国の社長も結構います。
 ここが、貿易会社として、頭の痛いところです。
 
お客様としては、海外から送金したのに、なぜ、工場に入金しないんだ。。と怒ってきますし、工場側は、現金みないと仕事しない。といって前に進みません。
 実は、この部分が中国貿易で制度上の理解の違いでトラブルになるポイントです。

 弊社でも行うのですが、時間的に仕方のないとき、また、はじめての工場と取引するとき、また、問屋街の買い付け代行をするときには、先に、現金を払っていかなければ、仕事が前に進みません。
 特にローカルな企業と取引する際には、国際貿易の理由など説明しても全く通用しません。中国は、まだまだ、現金商売のところがありますので、弊社としては、そのような場合は、先に、立替て払っています。
  
 貿易会社で、自由に貿易を行うビジネスモデルを実現するには、≪現金での商品代金の立替の支払い≫ をしなければ出来ません。

 スピード勝負の貿易ビジネスを弊社では、行っていますが、それを実現するのに、実は、結構立て替えて、現金で、払い込んでいます。

 中国ビジネスのポイントは、「信用取引は、難しい。信用するのは、現金を払うこと。」がポイントになります。


2007年06月27日 増値税、払ってくれないなら、自分で払いましょう。
 中国で貿易の仕事をしていたら、面白いことが結構ある。それは、だれが納税するかで、かなりもめるのである。我々l¥貿易会社は、増値税領収書が取得できなければ、外汇核销单の処理ができなくて、輸出書類の作成ができないことになる。しかし、メーカーなどに聞けば、領収書くださいね。お願いすれば、増値税を払うのを拒む企業も多いのも事実である。

 納税は、コストだと思っている企業が多い。
 だから、中国で値段交渉をする際には、先に言うべき事があります。

 「この商品、海外に輸出するから、増値税込みの金額で見積してください。」と、先に釘をさしておかなければ、後でごちゃごちゃもめることがよくある。
 
 メーカー側からしたら納税をしたら、それだけ実際の利益が減ることになる。だから、ぶつぶつ言い出すケースが多い。
 
 この経験は、中国貿易をしている人なら必ず経験があることだと思います。

 しかも、弊社が行っている何処でも買い付けします。という貿易を成立させうと思えば、簡単に言えば、道を歩いていて、気に入った商品、メーカーがあれば、飛び込んで、貿易の交渉をして、中国から輸出してしまう。また、いちコンテナに10社以上の商品を混在して輸出することもよくあるので、納税のテクニックが相当いるのである。

 納税のテクニックとは、簡単に言えば、中国の買い付けた企業に増値税の納税をして欲しいとは、初めから頼まない。基本は、商品代金に対して、弊社が自社の増値税の納税権をつかって納税してしまうのである。そうすることで、だれが税金払うのか、また、いざ輸出する前になって、領収書くれないとかいう問題に遭遇しないで済む。
 
 中国貿易を真剣に取り組んでいる企業でしたら、私の言っている意味がよく分かると思います。納税してくださいと他社に頼むは、相当力が要ることです。
 
 実は、増値税領収書をゲットするということは、ものすごくパワーがいる作業です。
 
 本当の心理は分かりませんが、表面的に増値税とは、地方税に比べて税率が高いことなどが問題だと思います。
 特に、中国国内取引を中心に行っている企業にとっては、17%の増値税などは、相当高い税金だと思われている観があります。

 それと、感覚的に思うのですが、税込みにしたら商品代金が高くなるので、メーカーとしては、出来る限り、安く話をしたいので、税抜きの価格で見積を出してくるのだと思います。

 しかし、われわれ輸出業者から、見れば、結論から言えば、納税をすることが基本ですので、納税しない価格をもらっても参考にならないというのが答えですが・・・

 この辺のやり取りは、お互いの商売の心理で行っていることだと思います。
 中国で、取引をする際に、この部分のやり取りが、ほんと、頭使います。

 また、前にも述べましたが、増値税の納税者資格は、すべての企業がもっているわけではないので、取引先の企業が増値税の納税者資格をもっているかどうかを調べなければならないのもパワー要ります。

 これは、実際によくあることですが、代理店などで建材などをよく買うのですが、建材を買う際に、増値税領収書ありますか?と店員に聞いて「工場に聞きます・・」と言って、増値税領収書があるような話をするのですが、実は、出荷時に増値税領収書をくれなかったケースがあります、これは、流通の形態ですが、工場直営のお店であるなら、増値税領収書の発行した金額が販売価格として、出すことは問題ないのですが、これが、工場直営のお店ではなく、第三者がおこなっている代理店だとすれば、確かに、工場から増値税領収書をもらうことができても、代理店の販売価格での増値税を発行してもらえることがありません。
 工場から代理店におろす価格、代理店が客におろす価格には、必ず、利益が乗っています。
 そんな理由で、増値税はあるけど、工場からの増値税領収書をもらうことができません。

 当然だとおもいますが。。。そうすれば、代理店が客に販売するときにいくら利益を乗せているか見えますから・・・
 そんな、こんな理由で、ホント、増値税領収書をゲットするのが難しいのです。

 それだけ、難しいものをあえて。頭を下げて頼んでもらうのも、疲れてしまうので・・・
販売店、工場には、頼まない。自分で納税したら、だれにも文句言われない!!と、言うのが結論でした。

 それを思って、実行してからは、苦労が半減しました。

 今では、「どこでも買い付けOK」と胸を張って言えます。

 私の目標は、「中国の商品を自由貿易する仕組みをつくること」です。

 この方法で、今は、ほぼ自由に行えています。


2007年06月27日 納税することで、中国貿易を自由にするビジネスモデル!
 弊社が行っているビジネスモデルで、「納税するビジネスモデル」と言うものがある。これを聞いたときに多くの人が 「えっ?? 納税?」と思うかも知れない。
 実は、ここにミソがある。

 中国から商品を海外に輸出するのに、「外汇核销单」のゲットが重要だが、外汇核销单の発行金額を決めるのが、実は、増値税の納税額である。
 ということを考えれば、増値税の納税がなければ、外汇核销单をゲットできないことになる。外汇核销单がゲットできないとなれば、中国から輸出できないと言うことになる。これは、仕組み的に連動しているのである。

 増値税の納税(増値税領収書)⇒外汇核销单⇒輸出可能 という形である。

 外汇核销单は、前に説明しましたが、海外から商品代金を送金することで、ゲットできます。これは、お金を海外から送るだけの作業なので別に難しい作業でもなんでもないのですが、意外と、難しいのが、増値税領収書をゲットすることです。
 
 中国の大手企業と取引すれば、基本的にどんな会社でも増値税領収書の発行権をもっていますが、義烏や、建材市場などで買い付けを行った商品を海外に輸出しようと思ったときに、増値税領収書がゲットできなくて、外汇核销单の処理ができなくて困ってしまうことが、よくあります。

 それでは、中国の税金の話を少ししますが、中国の国内市場で買い物をする場合は、何処の企業でももっている領収書は、一般領収書と言うものがあります。これは、上海の街中で買い物したさいに、領収書くださいと言えば、連番の書いた領収書をもらうことができます。
 これは、基本的に地方税の領収書で、地域によって税率が違うものです。上海市の場合は、5%、義烏などは4%です。
 しかし、残念ながらこの一般領収書だけでは、海外に輸出することができません。外汇核销单の処理をしようと思えば、増値税領収書が必要になります。
 それでは、増値税領収書とは、どんな税金かと言いますと、内税で17%の税率の税金で、一般的に、英語では、(VAT)訳されていますが、付加価値税として説明されています。
 この増値税というものの制度が、貿易を行っている人の間で常に話題になるのですが、増値税は、実は、税金でありながら、納税者の資格がいるのです。納税者の資格とは、1年間で180万元以上の増値税領収書を発行していない企業は、発行する権利が剥奪されます。納税のノルマがある税金です。
 それ以外に、中国の一部の企業しかこの増値税の納税権をもっていないことが問題になることがあります。例えば、中国の小さな企業が海外に商品を輸出しようと思えば、通常一般領収書を発行できるのですが、増値税領収書を発行できないケースが多々あります。
 それは、前でも述べましたが、増値税とは、年間のノルマがあること、

また、通常、中国国内取引以外考えていない企業は、増値税の納税者申請を税務局に行っていないという場合がほとんどです。 
この部分が、実は、自由に中国貿易を行う為の障壁になっています。

増値税領収書がゲットできない。。。すなわち、外汇核销单の処理ができない。ということは。。。結論から言えば、海外に輸出する通関書類が作成できないと言うことになります。

 そこで、私が考えたビジネスモデルがあるのですが、たまたま弊社がもってた増値税領収書の発行権を利用したビジネスモデルです。
 弊社がもっている増値税の納税者としての資格は、「貿易商社型」というわれるもので、会社の営業許可書に記載されているジャンルの商品に対して、なんでも増値税を支払う権利を持っています。これは、結構、珍しい権利なのですが、これが使えることに気付きました。
 私も、以前は、普通に貿易を行っている際に、中国の中小企業と取引をする際に、増値税領収書が、メーカー、お店からもらえなくて海外に商品を輸出できないで困ったことがありました。しかし、弊社が貿易商社型の増値税の発行権があることを利用することで、取得できなかった増値税領収書を、自社で納税をすることで取得するようにしました。
 
 コロンブスの卵的な発想ですが、「増値税領収書が取得できないなら、自分で税金を払って取得すればいいんじゃないか。」 という考えです。
 確かに、商品代金に対して、所定の税金の納税が必要になりますが、商品を輸出できないよりましだという考えです。
 

 外国人から見たコストは、商品代金以外に、物流費、通関費、梱包費、関税など、いろんなコストがかかります。(中国で買った商品を海外(日本)に運んで販売する場合)

 ただ、増値税を払っても、海外で販売したら、コストメリットが出せるなら払って輸出したらいいし、もし、増値税を払ってコストが合わなければやめれば言いだけの話だと思います。

 なぜ、弊社がどこのお店でも何処の工場でもオーダーした商品を海外に輸出します。ということが言えるのは、実は、弊社がもっている増値税領収書の発行権が「貿易商社型」であることが理由です。
 
 中国の中小企業が納税する資格がない場合でも、弊社が商品を買い付けて、その商品代金に対して、増値税を納税することで、増値税領収書を発行し、それで、外汇核销单の処理をして、海外に輸出することができるということになります。
 実は、これは、すごく便利な技なんです。
 中国貿易を簡単に自由にするための技が、SFE貿易の買い付けサービスにつながっています。

 今、中国政府が国民に納税をさせる為に、いろいろ思考錯誤して行っていますが、私も中国で進んで納税することで、輸出貿易を行っています。
 継続した商売をするには、やはり、納税は重要です。 だから、増値税、うちの会社相当払っています。毎月何十万元も・・・・納税で成立する自由貿易!!




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