ここ数ヶ月、仕事は忙しくて、会社としては、この不況下でも新規のお客様が増えていると言う、「非常に、有難い」状況が続いているのですが、貿易会社の社長として、一体、何を目指して生きていけばいいのか?という目標を失いかけていました。
先日も、友人から言われました。「最近、小谷さんのブログを読んでいて情熱が感じられなくなった」と言われました。
そうなんですよね。
情熱がどこに行ったのか、分からなくなっていました。ただ、忙しい仕事をこなすだけで、その中に、「以前のような情熱がなくなった」のは、事実です。
「情熱がありすぎるときは、仕事が取れなかったのですが、逆に、情熱がなくなって、普通に対応できるようになってから、仕事が増えたのは事実です。」
面白い傾向ですよね。
やる気があるときは、お客が逃げる。熱意をいれなくなったら、依頼される。
商売は、気持ちの綱引きのようです。
そんなことは、どうでもいいのですが、今、自分自身で、もう一度、初心になって、何のために、自分が中国に来て、事業を始めたのかを考え直してみました。
昔つくったホームページなどを見て、書いている内容をチェックしてみると『日中の架け橋になるような事業をしたい。』『本当の中国を伝えてたい。』というキーワードに気付きました。
貿易業の代行業務、及び、上海進出サポート業、現地法人代理登記業 という二本立てで商売をおこなっていますが、これは、すべて、「日中の架け橋」的な商売です。
これは、基本的枠組み、組織、それと、ある程度の実績を6年かけて作ってきました。
しかし、『本当の中国を日本に伝えたい』という思いは、ブログや、セミナー等で、時々、中国情報について、お伝えしていますが、まだまだ、本格的に行なっていないのは事実です。
過去に、青年会議所や、地銀、ジェトロ、異業種交流会などで、時々講師をさせてもらって、話す機会がありましたが、まだまだ、私が現地で知りえた情報、中国ビジネスについての情報は、伝え切れていないのが現実です。
私は、商売人という立場で、生の中国ビジネス情報を伝えることが大切だとおもいます。
法律がどうなっているか?税務がどうなっているかは、商売を行なう上の基本です。それは、制度を理解することで、できます。
また、すべて理解できなくても、ある程度別れば、専門家に任せば、処理ができることです。しかし、実際の商売をしてどのように儲けるか?ということを考えるのは、これは、中国ビジネスでは、テキストはほとんどありません。
私が、これから伝えて生きたいことは、『中国とどう付き合ったら、食っていけるか?』という意味合いでのビジネス講義を行なえればと思います。
以前、ブログでも書きましたが、「日本人は、一番悲しいことは、今の若者は、学校でも、両親からでも、人の生き方について教えてもらっていません。動物の世界でも、まず、親は、子供に伝えることは、「えさ」のとり方です。これは、生存するための基本だからです。今の日本人の若者の多くが、路頭に迷っているのは、理由は簡単です。「えさのとり方」すなわち、お金の儲け方を教えてもらっていないからです。
やはり、生き方を知る。生き方を伝えるということは、現実社会で一番大切な教育だとおもいます。
私は、中国という地の利を利用して、生きています。
どの地域でも地の利というものは、存在します。その地にある利点を最大限に利用して、生きることがこれからの人が生きて行く上で、一番大切なことではないでしょうか?
私は、一つ、チャンスをもらって気がしています。8月に中京大学で情報メディア学科で非常勤講師として授業をするのですが、今の若者に、中国で、どのように日本と繋がって生きるのか?という私なりに考えた技、インターネットのメディアを利用したビジネスモデルについて語りたいと思います。
海外ビジネスは、昔は、非常に複雑な感じがしましたが、今は、これだけインターネットが発展して、情報が行き交う時代になれば、いかに、海外からで情報を出すことができるのかが、ポイントになります。情報は、今や、フラットな時代になったのです。情報がフラットになると言うことは、すなわち、情報の地域格差がなくなったと言うことがいえます。
それを考えれば、情報の地域格差がなくなっても、実際に流通や、商材調達、消費市場といった部分は、ドメスティックな部分が残っています。
そのように場合わけして物事を考えていけば、いろいろビジネスチャンスが見えてきます。
世の中は、格差を利用するのが、一番簡単なビジネスです。だから、情報を利用して、外国の地の利を利用する生き方が、これから益々大切になってくると思います。
私は、そのことを伝えるべきだと思い始めました。
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